継続的な対話から見えてきた、シダマコーヒーの品質へのこだわり

Black Samurai Coffeeでは、単なるコーヒーの調達ではなく、生産者との長期的な信頼関係を大切にしています。
今回、Double Feather Partners CEO 武藤耕平が再訪問したのは、エチオピア・シダマ地域を代表する協同組合連合会「Sidama Coffee Farmers Cooperative Union(SCFCU)」です。
前回の訪問に続き、General Manager の Mr. Tsegaye Anebo 氏との意見交換を通じて、品質管理体制や加工オペレーション、そして今後の協力可能性について改めて理解を深める機会となりました。
“継続して訪問すること”の意味
スペシャルティコーヒーの世界では、品質だけでなく、「誰と、どのような関係性の中でコーヒーを届けているか」を大切にする考え方が広がっています。
今回の再訪問では、単発の商談だけでは見えにくい現地の変化や課題について、より踏み込んだ対話を行うことができました。
現場では、品質管理体制や加工設備について改めて説明を受けるとともに、近年のスペシャルティ市場における品質への期待や、トレーサビリティに対する関心の高まりについても意見交換を行いました。
シダマコーヒーが持つ繊細な魅力
シダマ地域のウォッシュドコーヒーは、日本市場でも非常に人気が高く、多くのロースターやバリスタに親しまれています。
鮮やかな酸味、ベリー系の果実感、フローラルな香り、そして綺麗な甘さ。
特に日本では、派手さだけではなく、後味の透明感やバランスの良さを重視する傾向があり、シダマコーヒーの繊細な味わいはそうした価値観とも高い親和性があります。
SCFCUでは、その品質を安定して維持するために、チェリー選別、発酵管理、乾燥工程などにおいて丁寧な管理が行われていました。
コーヒーは農作物であり、毎年同じ品質を維持することは決して簡単ではありません。
その中で、生産者や品質管理チームが積み重ねている日々の努力を、現地で改めて感じる訪問となりました。
AgriTech・トレーサビリティへの取り組み
今回の訪問では、AgriTech(農業テクノロジー)やトレーサビリティについても議論を行いました。
気候変動や市場変化への対応が求められる中で、今後は単なる品質管理だけではなく、「どのように持続可能な生産体制を構築するか」がますます重要になっています。
現地でも、生産者支援や品質向上を継続しながら、将来的なデジタル技術活用の可能性について前向きな意見交換が行われました。
日本市場へ届けたい“背景のある一杯”
Black Samurai Coffeeでは、コーヒーを単なる商品としてではなく、その背景にある努力や哲学、生産者との関係性も含めて届けていきたいと考えています。
今後も、生産者との継続的な対話を通じて、日本のコーヒーコミュニティへエチオピアコーヒーの魅力を丁寧に発信してまいります。