SCAJ 2026 活動レポート|アフリカのコーヒー生産者と日本をつなぎ、持続可能な未来へ

生産者とロースターの相互理解を深め、信頼に基づく長期的なパートナーシップを築く。Black Samurai Coffeeは、SCAJ 2026での出会いと対話を通じて、アフリカと日本のコーヒー産業をつなぐ取り組みを進めました。

2026年10月14日から17日まで開催された「SCAJ ワールドスペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2026」に、Black Samurai Coffeeは参加しました。

会期中は、日本のコーヒーロースターや業界関係者、既存のお取引先、そしてアフリカのコーヒー生産者組織の代表者との交流を深め、今後の取引や協業につながる対話の機会を創出しました。

私たちが大切にしているのは、コーヒー豆を生産地から日本へ届けることだけではありません。その背景にある生産者の努力や産地の特性、日本市場が求める品質や価値を相互に理解し、信頼に基づく継続的な関係を築くことです。

今回のSCAJへの参加は、その考えを改めて確認するとともに、具体的なビジネス機会へとつなげるための重要な機会となりました。

生産者とロースターをつなぐ、直接対話の価値

今回の活動で特に重視したのが、アフリカのコーヒー生産者組織と日本のロースターとの対話です。

会期中、エチオピアのオロミア・コーヒー生産者協同組合連合(OCFCU)およびシダマ・コーヒー生産者協同組合連合(SCFCU)の代表者と、日本のコーヒーロースターや取引先との交流を仲介しました。

コーヒーの取引では、品質、価格、供給量といった条件が重要である一方、それらの条件だけでは十分に理解し合えない背景もあります。

生産地では、品質の維持・向上や安定供給に向けた取り組みが行われています。一方、日本のロースターは、消費者の嗜好や市場の変化を踏まえながら、求める品質や商品価値を追求しています。

両者が直接意見を交わすことは、それぞれの状況や課題への理解を深め、品質改善、トレーサビリティの向上、安定した取引関係の構築に向けた共通認識を育むことにつながります。

Black Samurai Coffeeは、生産者と買い手の間に立ち、双方の声を伝えながら、単発の商談にとどまらない長期的なパートナーシップの形成を目指しています。

エチオピアにとどまらず、アフリカ各地の可能性へ

SCAJでは、エチオピアの生産者組織との交流に加え、ルワンダのコーヒー展示ブースも訪問しました。

女性主導のNPOを中心とした取り組みや、在東京ルワンダ大使館の支援による活動に触れ、アフリカのコーヒー産業が持つ多様な可能性について理解を深めました。

アフリカには、それぞれ異なる気候、土壌、栽培環境、精製方法、そして生産者の歴史や文化があります。こうした多様性は、コーヒーの個性を生み出すだけでなく、日本のロースターにとっても新たな商品開発や価値創造の可能性を広げるものです。

私たちは、エチオピアで培ってきた関係と知見を大切にしながら、ケニアやルワンダをはじめとするアフリカ各地の生産者と日本市場をつなぐ可能性も追求していきます。

生産地ごとの特徴や背景を正しく伝え、それぞれの価値が適切に評価される取引環境をつくること。それもまた、私たちが目指す役割の一つです。

品質と透明性、そして責任あるコーヒー調達

会期中は、既存のお取引先や新たに出会ったロースターの皆さまを訪問し、ニュークロップのサンプルを直接お渡しする機会にも恵まれました。また、全日本コーヒー協会をはじめとする業界関係者との交流や、フェアトレードに関する展示への訪問を通じて、コーヒー産業全体の動向や責任ある調達のあり方について考える機会となりました。

スペシャルティコーヒーの価値は、カップの中の品質だけで決まるものではありません。

どこで、誰によって生産され、どのような工程を経て日本へ届くのか。品質をどのように評価し、生産者と買い手がどのように情報を共有するのか。こうした一つひとつの積み重ねが、コーヒーへの信頼を支えます。

また、ロースターから寄せられる評価や市場のニーズを生産地へ伝えることは、品質向上や今後の生産計画を考えるうえでも重要です。

Black Samurai Coffeeは、こうした情報の橋渡しを通じて、生産者と買い手の双方が価値を見いだせる、透明性のある取引関係の構築に取り組んでいます。

出会いを、一過性の交流で終わらせない

SCAJのもう一つの大きな意義は、日頃からお付き合いいただいているお客様との再会と、新たな出会いです。

普段はメールやオンラインでのやり取りが中心となるなか、直接顔を合わせ、コーヒーについて意見を交わす時間は、相互理解を深める貴重な機会です。サンプルを手渡しし、その場で関心や要望を伺うことで、今後の提案や商品選定につながる具体的なヒントも得られます。

会期中に訪問したロースターやパートナー企業との交流に加え、エチオピア大使館関係者との意見交換も行い、今後の連携に向けた関係づくりを進めました。

もちろん、展示会での出会いが、そのまま取引につながるわけではありません。品質評価、価格、供給条件、継続的なコミュニケーションなど、双方にとって納得できる条件を一つずつ積み重ねていく必要があります。

だからこそ、私たちは展示会で得たつながりを大切にし、その後のサンプル評価や情報共有、具体的な提案へとつなげていきます。

アフリカと日本のコーヒー産業の未来に向けて

Black Samurai Coffeeは、Double Feather Partners(DFP)の取り組みの一環として、アフリカのコーヒー生産者と日本のロースターをつなぐ活動を進めています。

私たちが目指すのは、単にコーヒーを輸入・販売することではなく、生産地と市場の双方を理解し、継続的な取引と長期的な協力関係を通じて、共に価値を生み出すことです。

その実現には、生産者の努力や産地の個性が適切に伝わること、日本のロースターが求める品質や条件が生産地に理解されること、そして双方が長期的な視点で関係を築くことが欠かせません。

SCAJ 2026で生まれた出会いと対話は、こうした取り組みをさらに前進させるための大切な一歩となりました。

今後もBlack Samurai Coffeeは、生産者とロースター、そしてコーヒー産業に携わる多様なパートナーとの連携を深めながら、アフリカと日本をつなぐ持続可能なコーヒーの未来を目指してまいります。

一杯のコーヒーの向こう側にある人と人とのつながりを、信頼と共創による未来へ。

これからも、産地と市場をつなぐ架け橋として、具体的な行動を積み重ねていきます。

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Black Samurai Coffee

アフリカのコーヒー生産地と日本の市場をつなぎ、品質・透明性・信頼を大切にした持続可能な取引関係の構築に取り組んでいます。

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